RedSyncのためのCORSサポート

RedSyncの構成によっては、RedmineサーバーにCORSサポートが必要になります。これには次のような方法があります。

  • rack-corsの利用
  • Webサーバーでの対応
  • リバースプロキシの利用

rack-corsの利用

RackはWebサーバーとRubyアプリケーションのインタフェースを提供するものです。rack-corsはこのRackに対応したモジュールで、CORSのサポートに必要なプロトコル上の処理を追加してくれます。

rack-corsが使えるのは、Redmineと組み合わせるWebサーバーがRackに対応している場合です。対応するWebサーバーのリストはこちらに掲載されています。

インストレーションについては次の記事を参照してください。

CORSへの対応

Webサーバーでの対応

Webサーバーで、ヘッダーを追加したりステータスコードを変更したりすることで、CORSに対応できます。Apacheサーバーの場合について、次の記事に記載したので参照してください。

CORSの構成

自己署名証明書によるHTTPS化についても記載しています。

リバースプロキシの利用

社外のSaaSでRedmineを使っていたり、RedmineサーバーがIT部門によって管理されていたり、Redmineの構成を変更することが難しい場合があります。そのような場合でも、リバースプロキシを置くことで、CORSに対応できます。

Apacheを使ったリバースプロキシについて、次の記事に記載したので参照してください。

リバースプロキシによるRedmineのHTTPS化とCORS対応

プロ版をご利用の場合は、RedSync Proxyを使うことができます。